2018年3月7日水曜日

洒落た女性やと思う

先日、とある高級ブティックに行くことがあった。とても可愛らしい女性が対応してくれた。ふと彼女のしている腕時計が見えたら僕と同じ腕時計をつけていた。この腕時計は1000円くらいのカシオの1980年代かな?あのあたりに発売されてからデザインはそのままの時計でシンプルな機能しかない。ただ防水が完璧なのと、時間の調整がいらないほど正解なのと1時間たち時が変わればピピと鳴るだけ。
 
その、高級ブティックの女性がこんな安物の腕時計をしていたことに驚いた。
 
僕は「僕と同じ腕時計ですね。しかしどうしてこんな安物の腕時計をつけているのですか?」
 
「私、この腕時計は10年前に購入して、ずーっと愛用しているんですよ。なぜか気に入って他の時計を欲しいとは思わないんです」
 
僕は、そんな言葉を聞くと、この安物の腕時計がカルチェやロレックスより輝いて見えた。また、その彼女がとても素敵な女性に見えた。サラッと「この腕時計、気に入ってるんです」と言えた彼女が。
 
オシャレって、なんだろう。
 
スタイルって、なんだろう。
 
堂々と、1000円の腕時計を「気に入っている」と、言える高級ブティックの女性。
 
かっこいいと思った。